AIエージェント導入支援会社8選|支援タイプ別の特徴と選び方を解説

                                    2026.07.29- 
AIエージェント導入支援会社8選|支援タイプ別の特徴と選び方を解説の画像


AIエージェントの導入を検討するなかで、「どの支援会社に相談すればよいのか」「各社の違いがわからない」と悩んでいる担当者もいるのではないでしょうか。

AIエージェント導入支援会社は、経営・業務改革に強い会社、システム開発に強い会社、特定のツールや業務に強い会社、導入後の定着まで伴走する会社など、
それぞれ支援範囲や得意領域が異なります。

そのため、知名度や技術力だけでなく、自社の導入目的や体制に合った支援を受けられるかを比較することが重要です。

本記事では、AIエージェント導入支援会社の主なタイプを整理したうえで、8社の特徴や支援内容を比較表とともにご紹介します。
支援会社の選び方や導入支援を活用する際の流れについても解説します。自社の課題や目的に最適なパートナーを見つけるための参考にしてください。

 

【目次】

 

 

AIエージェント導入支援会社とは

AIエージェント導入支援会社とはの画像

AIエージェント導入支援会社とは、企業がAIエージェントを業務に取り入れる際に、企画、業務整理、PoC、構築、運用、現場定着などを支援する企業やサービスを指します。

AIエージェントは、設定された目的に基づいて必要な情報を参照し、処理の手順を組み立て、外部ツールやシステムと連携しながらタスクを実行する仕組みです。
ただし、導入にあたっては、どの業務に適用するか、どのデータを参照させるか、どこまでAIに任せるか、人が確認する範囲をどう設計するかなどを整理する必要があります。

本章では、AIエージェント導入支援で受けられる主なサポートについて解説します。

AIエージェント導入支援で受けられる主なサポート


AIエージェント導入支援で受けられるサポートは、支援会社やサービスによって異なります。そのため、事前に各社のサポート範囲を確認し、自社のニーズに合致しているかを見極めることが重要です。

一般的には、以下のような支援が挙げられます。

  • 業務の整理と活用テーマの選定
    どの業務にAIエージェントを適用するかを整理し、導入目的や対象範囲を明確にします。

  • AIエージェントの構築・開発
    LLMやRAG、既存システムとの連携などを踏まえ、自社業務に合わせたAIエージェントの構築や、既存サービスの導入・設定を支援します。

  • PoC(概念実証)の実施と効果検証
    小規模な検証を行い、期待した効果が得られるか、発生し得るリスクを適切にコントロールできるかを確認します。

  • セキュリティ・ガバナンス設計
    社内データや個人情報を扱う場合の権限管理、利用ルール、ログ管理などを整備します。

  • 現場への定着支援・教育
    利用者向けの研修や運用ルールの整備を通じて、現場で継続的に活用できる状態を目指します。

AIエージェント導入支援会社の支援タイプを整理



AIエージェント導入支援会社は、会社によって支援範囲や得意領域、サービスの提供形態が異なります。

本記事では、各社の公式サイトに掲載されている支援内容をもとに、支援タイプを「戦略・業務改革」「システム設計・開発」「AIサービス・ツールの提供」「導入後の活用・定着」という4つの観点で、整理しました。

実際には、複数の領域にまたがってサービスを提供している会社もあります。
各タイプの特徴を参考に、自社が必要とする支援内容に合った会社を検討しましょう。

タイプ 特徴
総合コンサルティング型 経営戦略や業務改革の視点から、AI活用方針の策定や業務プロセスの見直しを支援するタイプ
システム開発・AI開発支援型 LLM、RAG、クラウド基盤、既存システム連携など、技術面の設計・構築を中心に支援するタイプ
AIサービス・ツール提供型 AIエージェントや生成AIを業務で活用するためのサービス、ツール、プラットフォームを提供するタイプ
伴走・定着支援型 業務整理、研修、運用改善など、導入後に現場で活用される状態づくりまで重視して支援するタイプ

※2026年6月時点の各社公式サイトの情報をもとに作成しています。

 

 

AIエージェント導入支援会社8選

AIエージェント導入支援会社8選の画像


本章では、AIエージェントの導入支援や、関連する生成AI・LLMの業務実装支援などを提供する8社をご紹介します。

各社の公式サイトで確認できる主な支援内容やサービスの特徴をまとめていますので、支援会社を検討する際の参考にしてください。

ヒューマンリソシア株式会社


ヒューマンリソシア株式会社は、デジタルツール×教育×活用支援を強みに、AI・DX活用に向けた業務整理から導入、研修、定着支援までを伴走する「AI・DX活用・伴走支援サービス」を提供しています。

また、Difyを基盤とした業務特化型AIエージェント開発プラットフォーム「つなぎAI Powered by Dify」を取り扱い、販売・導入・活用を支援しています。
RPAをはじめとしたデジタルツールの導入・活用支援や教育支援の豊富な実績を活かし、AIエージェント単体に限らず、RPAや既存業務との組み合わせを含めた業務効率化を支援している点が特徴です。

さらに、法人向け生成AI研修の累計受講者数は1万人※を突破し、教育と実装の両面から、AIを現場で継続的に活用できる状態づくりを支援しています。

※法人向け生成AI研修は2023年度からの累計受講者数。
※出典:ヒューマンリソシア プレスリリース「法人向け生成AI研修、受講者数が1万人を突破」

会社名
ヒューマンリソシア株式会社
特徴 法人向け生成AI研修の累計受講者数1万人※1、RPA導入支援約1,000社※2の実績を活かし、業務整理からAIエージェントの導入・開発、研修、内製化、定着までを一貫して支援しています。
また、RPAや生成AI、AIエージェントなどを活用した業務効率化に関するオンラインセミナーを定期的に開催しています。過去のオンラインセミナー動画も、お申し込み後にご視聴いただけます。

※1 法人向け生成AI研修は、2023年度からの累計受講者数(2026年7月2日発表)

※2 2025年9月末実績
主な支援内容

業務課題の整理・可視化、AI活用テーマや適用業務の選定、PoC・プロトタイプ構築、AIエージェントの導入・開発支援、AIエージェントアプリの開発代行、生成AI・AIエージェント研修、RPAや既存システムとの連携、内製化・定着支援など。

ヒューマンリソシアの「AI・DX活用・伴走支援サービス」の詳細はこちら
「つなぎAI Powered by Dify」の詳細はこちら

現在お申し込み受付中のオンラインセミナーはこちら

 

PwCコンサルティング合同会社


PwCコンサルティングは、経営戦略や業務変革、DX推進領域に強みを持つ総合コンサルティング会社です。
AIエージェントの導入だけでなく、業務プロセスの見直しとあわせた支援を行っています。
導入するAIエージェントの特定や活用方法、利用するソリューションの検討などを通じて、AIを前提とした業務のあり方を設計する点が特徴です。

会社名 PwCコンサルティング合同会社
特徴 経営や業務プロセスの見直しとあわせて、AIエージェントの導入を支援しています。
全社的な業務変革や、生成AI活用の推進を見据えた支援にも対応しています。
主な支援内容 AIエージェントを活用する業務や導入方法の検討、利用するソリューションの選定、業務プロセスの見直し、導入・実装に向けた支援など。

 

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社


伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(CTC)は、クラウド、AI、データ分析、サイバーセキュリティなどの領域で、システム構築から運用・保守まで幅広いITサービスを提供しています。
AIエージェント活用についても、業務プロセスやIT基盤を踏まえた支援を行っています。
単一のAIエージェントに加え、複数のAIエージェントが連携して業務を行うマルチAIエージェントの構築や、導入後の情報追加・精度調整などにも対応しています。

会社名 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(CTC)
特徴 生成AI・AIエージェントの活用について、業務プロセスやIT基盤を踏まえた支援を行っています。
既存システムやIT基盤との連携に加え、マルチAIエージェントの構築や導入後の運用を支援しています。

主な支援内容 AIエージェントを活用した業務変革支援、業務プロセスの整理、データ・AI活用支援、既存システムやIT基盤との連携、導入後の運用支援など。

 

株式会社ブレインパッド/株式会社BrainPad AAA


株式会社ブレインパッドは、データ活用やAI活用支援に強みを持つ企業です。AIエージェント領域では、AIエージェント事業に特化した子会社の株式会社BrainPad AAAとともに、サービスの開発・提供や活用支援を行っています。

具体的なサービスの一つとして、現場作業の動画を解析し、マニュアルや作業報告書を生成する現場変革AIエージェント「COROKO」を提供しています。
現場の暗黙知をデータ化し、業務の高度化や技術継承につなげる点が特徴です。

会社名 株式会社ブレインパッド/株式会社BrainPad AAA
特徴 データ活用やAI実装の知見を活かし、子会社の株式会社BrainPad AAAを通じて、AIエージェントの開発・提供や活用コンサルティングを展開しています。

具体的なサービスの一つとして、作業動画などを解析し、マニュアルや作業報告書を生成する現場変革AIエージェント「COROKO」を提供しています。

主な支援内容 AIエージェントの開発・提供、AIエージェント活用に関するコンサルティング、作業動画の解析、マニュアル・報告書作成、現場知見のデータ化や技術継承支援など。

 

NOVEL株式会社


NOVEL株式会社は、生成AI技術を活用した開発支援や自社プロダクトを展開する企業です。データ分析やナレッジ継承など、企業ごとの業務課題に応じたAI活用支援を行っています。
社内に散在するデータの整理からAIとの連携、現場での活用・定着までを段階的に進める支援を特徴としています。
データ分析エージェントやAIナレッジ継承、Excel・VBA業務の見直しなど、既存の業務やデータを活かしたスモールスタートにも対応しています。

会社名 NOVEL株式会社
特徴 データ分析エージェントやAIナレッジ継承など、業務課題に応じた生成AI活用支援を展開しています。
社内データの分析や、属人化した知識の共有・継承など、特定業務に合わせたAI活用にも対応しています。

主な支援内容 生成AIの導入・活用支援、社内データを活用した分析・レポート作成、AIナレッジ基盤の構築、Excel・VBAを利用した既存業務の見直し・再構築、AI人材育成など。

 

JAPAN AI株式会社


JAPAN AI株式会社は、法人向けの生成AI・AIエージェントサービスを提供している企業です。
「JAPAN AI AGENT」では、ノーコードでのAIエージェント作成、高精度RAG、外部ツールとの連携などを通じて、企業の業務自動化を支援しています。
標準で利用できる業務別のAIエージェントに加え、専任担当が活用業務の選定やテンプレート整備、社内展開まで支援している点が特徴です。

会社名 JAPAN AI株式会社
特徴 ノーコードでAIエージェントを作成でき、高精度RAGや外部ツール連携を通じた業務自動化に対応しています。

専任担当が業務選定からテンプレート整備、社内展開まで支援し、導入後の活用・定着にも対応しています。

主な支援内容 AIエージェントのノーコード作成、RAGを活用した社内データの検索・参照、外部ツールや既存システムとの連携、業務フローの自動化、導入・活用・定着支援など。

 

株式会社Exa Enterprise AI


株式会社Exa Enterprise AIは、エクサウィザーズグループの企業で、法人向け生成AIサービス「exaBase AI」を中心に、企業の生成AI・AIエージェント活用を支援しています。

RAGや管理機能を備えた生成AI環境に加え、調査、資料作成、議事録作成などに対応するAIエージェントも提供しています。
企業独自のノウハウや業務フォーマットを組み込んだカスタムエージェントを作成し、組織内で共有できる点も特徴です。

会社名 株式会社Exa Enterprise AI
特徴 セキュリティや運用管理に対応した法人向け生成AI環境と、企業独自のノウハウや業務フォーマットを組み込んで作成・共有できるAIエージェントを提供しています。
主な支援内容 法人向け生成AI環境の提供、カスタムエージェントの作成、RAGを活用した社内データの参照、外部ツールとの連携、セキュリティ・管理機能の提供、研修・活用定着支援など。

 

株式会社ABEJA


ABEJAは、AIプラットフォームを基盤に、企業のAI導入やDX推進を支援している企業です。
生成AI・LLMの導入では、業務の把握・整理や技術・データの評価から、モデル検証、要件定義、システム開発、運用・保守までを段階的に支援しています。

AI倫理やガバナンスに関するコンサルティングも提供しており、技術面だけでなく、AIを安全に活用するためのルールや体制づくりまで相談できる点が特徴です。

会社名 株式会社ABEJA
特徴 AI導入・運用プロジェクトの知見をもとに、生成AI・LLMの業務活用やシステム開発、運用を支援しています。

AIガバナンスやAI倫理に関するコンサルテーションサービスも提供しており、技術面に加え、運用・管理面を含めた支援にも対応しています。

主な支援内容 DX戦略の策定、BPR・業務改革、技術・データの評価、生成AI・LLMを活用したシステムの要件定義・開発、運用・保守、AIガバナンス・人材育成など。


ここまで、AIエージェントの導入や生成AI活用、業務効率化などを支援する8社をご紹介しました。

続いて、各社の主な特徴や支援内容を比較表で整理します。

※各社の支援範囲や費用、導入事例、対応領域は変更される可能性があります。最新情報や詳細については、各社の公式サイトや問い合わせ窓口にてご確認ください。

 

 

AIエージェント導入支援会社・関連サービスの比較表

AIエージェント導入支援会社・関連サービスの比較表の画像

前章でご紹介した8社について、主な支援タイプや特徴、支援内容、想定される課題・目的を比較表にまとめました。

実際には複数のタイプに該当する会社もあるため、本表では各社の主なサービスや支援内容をもとに、該当する代表的なタイプを掲載しています。

会社名 主な支援タイプ
(本記事での分類)
主な特徴 主な支援内容
想定される課題・目的
ヒューマンリソシア株式会社
AIサービス・ツール提供型/伴走・定着支援型
デジタルツール×教育×活用支援を強みに、お客様の課題に応じて、業務整理からAIエージェントの構築、教育、内製化、定着まで一貫して支援
業務可視化、活用テーマ選定、PoC、AIエージェントの構築や導入支援、RPA連携、研修、内製化・定着支援
AIエージェントを導入するだけでなく、対象業務の選定や社員教育、業務プロセスへの実装、現場定着まで支援を受けたい
PwCコンサルティング合同会社
総合コンサルティング型
業務プロセスの見直しとあわせて、AIエージェントの導入を支援
活用業務・導入方法の検討、ソリューション選定、業務プロセスの見直し、導入支援など
AIエージェントの導入を、業務プロセスの見直しや業務変革とあわせて進めたい
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
システム開発・AI開発支援型/伴走・定着支援型
既存システムやIT基盤との連携に加え、マルチAIエージェントの構築や導入後の運用・改善まで支援 AIエージェント構築、マルチAIエージェント開発、データ・AI活用、システム連携、運用支援など
既存のIT基盤やシステムとの連携を含めてAIエージェントを構築したい
株式会社ブレインパッド/株式会社BrainPad AAA
AIサービス・ツール提供型 データ活用やAI実装の知見を活かし、現場業務の効率化や技術継承を支援するAIエージェントを開発・提供 AIエージェントの開発・提供、活用コンサルティング、作業動画解析、マニュアル・作業報告書の生成、現場知見のデータ化、技術継承支援など
社内データや現場知見を活用し、AIエージェントの導入や現場業務の効率化、技術継承を進めたい
NOVEL株式会社 システム開発・AI開発支援型
データ分析やナレッジ継承など、業務課題に応じた生成AI活用を支援 生成AI導入、データ分析、AIナレッジ基盤構築、業務再構築、AI人材育成など
社内データの整備から、生成AIの実装やナレッジ継承、定着まで支援を受けたい
JAPAN AI株式会社 AIサービス・ツール提供型/伴走・定着支援型 ノーコード、RAG、外部ツール連携に対応した法人向けAIエージェントサービスを提供 AIエージェントのノーコード作成、RAG、外部システム連携、業務フロー自動化、導入支援など ノーコードやRAG、外部ツール連携を活用し、AIエージェントの業務利用を始めたい
株式会社Exa Enterprise AI AIサービス・ツール提供型 セキュリティや運用管理に対応した法人向け生成AIサービス「exaBase AI」と、企業独自のノウハウを反映して作成・共有できるAIエージェントを提供 生成AI環境の提供、AIエージェント、RAG、社内データ活用、研修・定着支援など セキュリティやアクセス管理を行いながら、組織内で生成AIの活用を広げたい
株式会社ABEJA システム開発・AI開発支援型 生成AI・LLMの導入から開発、運用まで一貫して支援 DX戦略、BPR、技術・データ評価、システム開発、運用・保守、AIガバナンス支援など 生成AI・LLMを業務プロセスや既存システムに組み込み、運用まで見据えて導入したい

※各社のサービス内容や支援範囲、費用などは変更される可能性があります。最新情報や詳細については、各社の公式サイトや問い合わせ窓口にてご確認ください。

 

 

AIエージェント導入支援会社を選ぶポイント

AIエージェント導入支援会社を選ぶポイントの画像

前章までご紹介したように、AIエージェント導入支援会社は、支援範囲や得意領域がそれぞれ異なります。
そのため、知名度や技術力だけで判断するのではなく、自社の業務課題や導入目的、社内体制に合った支援を受けられるかを確認することが大切です。

本章では、支援会社を選ぶ際に確認しておきたい5つのポイントをご紹介します。

1.自社の業務課題や対象業務への理解があるか


AIエージェントを効果的に活用するには、どの業務に適用するかを見極める必要があります。そのため、支援会社が自社の業界や対象業務を理解し、現場の実務フローを踏まえて提案してくれるかを確認しましょう。

AI技術に詳しいだけでなく、経理、営業、カスタマーサポート、人事、総務など、対象業務の流れや課題を整理できるかが重要です。

2.PoCから本番導入・運用改善まで支援できるか


AIエージェントの導入では、PoCを実施しても、本番導入や実業務での活用まで進まないケースがあります。PoCの目的や評価指標が曖昧なまま進めると、検証結果を次のステップにつなげにくくなります。

そのため、PoCの設計だけでなく、本番導入、運用開始後の改善、現場からのフィードバック反映まで見据えた支援があるかを確認することが大切です。

3.セキュリティやガバナンスに対応できるか


AIエージェントは、社内データや業務システムと連携して利用するケースがあります。そのため、機密情報や個人情報を扱う場合は、セキュリティやガバナンスの観点が欠かせません。

確認すべき主なポイントは、下記の通りです。

  • データの取り扱い
  • 権限管理
  • ログ管理
  • 利用ルールの整備
  • 人による確認フロー

自社のセキュリティ要件に合わせて、どこまで対応できるかを確認しましょう。

4.AIだけでなくRPAや既存システムとの連携も相談できるか


AIエージェントは、情報整理や判断支援、文章案の作成などを得意とします。一方で、決められた手順でシステムに入力する、転記する、定型操作を繰り返すといった作業は、RPAが得意とする領域です。

そのため、すべてをAIエージェントだけで対応しようとするのではなく、AI、RPA、人の役割を整理しながら、業務全体を設計することが重要です。既存システムやRPAとの連携についても相談できるかを確認しましょう。

5.研修・教育・定着支援まで相談できるか


AIエージェントは、導入して終わりではありません。現場の担当者が使い方を理解し、業務の中で継続的に活用できる状態をつくることが重要です。

そのため、操作研修、活用ルールの整備、社内展開の支援、運用改善の伴走など、現場への定着支援があるかを確認しましょう。特に、社内にAIやデジタルツールに詳しい人材が少ない場合は、教育・研修まで対応できる支援会社を選ぶと安心です。

 

 

AIエージェント導入支援を活用する際の流れ

AIエージェント導入支援を活用する際の流れの画像

AIエージェント導入支援を活用する場合は、いきなり本格導入を目指すのではなく、対象業務を整理し、小さく検証しながら進めることが大切です。

AIエージェント導入支援を活用する一般的な流れについて、詳しく解説します。

ステップ1:導入目的と対象業務を整理する


まずは、なぜAIエージェントを導入するのか、どの業務を対象にするのかを明確にします。
現在の作業手順や工数、課題を可視化しておけば、導入後の効果を確認しやすくなります。

また、複数の支援会社を比較する場合は、導入目的や対象業務、必要な機能、予算、スケジュール、求める支援範囲などをRFP(提案依頼書)にまとめておくと、各社からの提案を同じ基準で比較しやすくなります。

ステップ2:支援会社に相談し、支援範囲を確認する


整理した業務課題をもとに、支援会社へ相談します。
自社で対応する範囲と、支援会社に依頼する範囲をすり合わせ、要件定義、開発、PoC、研修、運用改善など、どこまで支援してもらえるかを確認しましょう。

ステップ3:PoCで効果とリスクを検証する


本番導入の前に、限定した業務範囲でPoCを行います。
想定した精度や効果が得られるか、業務フローに無理なく組み込めるか、セキュリティ上の懸念がないかなどを確認することで、本番導入後のリスクを抑えやすくなります。

ステップ4:本番導入に向けた運用ルールを整える


PoCの結果を踏まえ、本番導入に向けた運用ルールを整備します。
AIエージェントの出力を人が確認する範囲、例外対応の流れ、利用できるデータの範囲、権限管理などを明確にしておくことが重要です。

ステップ5:研修・定着支援を行い、継続的に改善する


現場の担当者に向けて、操作方法や活用ルールを共有し、業務の中で使いやすい状態を整えます。
導入後も、現場からのフィードバックをもとに、プロンプトや参照データ、運用ルールを見直しながら改善を続けることが大切です。

 

 

AIエージェント導入支援を検討する際に参考にしたい導入事例

AIエージェント導入支援を検討する際に参考にしたい活用事例の画像

AIエージェント導入支援を検討する際は、実際の活用事例を確認することで、自社での活用イメージを具体化しやすくなります。

本章では、ヒューマンリソシアの社内実装事例をご紹介します。

求人原稿の作成業務で年間約4,800時間の工数削減を見込む導入事例


ヒューマンリソシアでは、月4,000件規模の求人広告文作成業務において、AIエージェントを活用した業務効率化に取り組んでいます。

求人広告文の作成では、募集条件や職種、ターゲットに合わせて、求職者に伝わりやすい表現を検討する必要があります。従来は、担当者が求人情報を確認しながら、原稿のたたき台を作成・修正する作業に多くの時間を要していました。

そこで、求人広告文の作成業務にAIエージェントを活用する仕組みを社内で構築しました。具体的には、業務専用AIエージェントを開発できるプラットフォーム「つなぎAI Powered by Dify」を活用し、求人情報をもとに求人広告文のたたき台を生成できるようにしています。

担当者がAIの作成した原稿案を確認・調整することで、作成業務の効率化と品質の安定化を目指しています。

この取り組みでは、月4,000件規模の求人原稿作成業務を対象にしており、1件当たりの作業時間を約6分短縮することで、年間で約4,800時間の削減を見込んでいます。
具体的な取り組み内容や削減効果については、以下の記事でも詳しくご紹介しています。

【あわせて読みたい】RPA×生成AIで月400時間を削減!「人の判断」を自動化した求人作成業務の変革事例

AIエージェント導入では「作る」だけでなく「使われる状態」にすることが重要


この事例のポイントは、AIにすべてを任せるのではなく、AIが原稿案の作成を支援し、人が最終確認や表現調整を行う役割分担にしている点です。

AIエージェントは、情報の整理や文章案の生成といった役割を担えます。
一方で、最終的に求職者に伝わる表現になっているか、募集内容と齟齬がないか、企業として適切な表現かどうかは、人が確認する必要があります。

このように、AIと人の役割を整理し、既存の業務フローの中にAIエージェントを無理なく組み込むことで、実務で継続的に活用しやすくなります。
実際にヒューマンリソシアの対象部門では、担当者が日常業務の中で「つなぎAIを使う」と自然に表現するなど、業務を進めるための仕組みの一つとして活用されています。

導入支援会社を選ぶ際も、システムを構築するだけでなく、現場で使われるツールや基幹システムとの連携、人による確認・判断を含め、既存の業務フローにAIエージェントを無理なく組み込めるかを確認することが重要です。

 

 

まとめ:AIエージェント導入支援会社は、現場定着まで見据えて選ぼう

088_まとめの画像

AIエージェント導入支援会社には、総合コンサルティング型、システム開発・AI開発支援型、AIサービス・ツール提供型、伴走・定着支援型など、さまざまなタイプがあります。

自社に合った支援会社を選ぶには、技術力や知名度だけでなく、自社の業務課題への理解、PoCから本番導入・運用改善までの支援範囲、セキュリティやガバナンスへの対応、RPAや既存システムとの連携、研修・教育・定着支援の有無を確認することが重要です。

AIエージェントは、導入すればすぐに成果が出るものではありません。業務整理、データ整備、運用ルールづくり、人による確認体制、現場への定着支援まで含めて設計することで、実務に即した活用につなげやすくなります。

自社の課題や体制に合った支援パートナーを選び、AIエージェントを現場で継続的に活用できる仕組みづくりを進めていきましょう。


AIエージェント導入支援ならヒューマンリソシアにご相談ください

「導入しても現場で使われるか不安」
「社員のAIスキル向上と業務への実装をあわせて進めたい」

AIエージェントの導入・開発から、研修、運用・定着まで一貫して伴走支援

ヒューマンリソシアは、教育事業を基盤とするグループの強みを活かし、
デジタルツールの導入支援と人材育成の両面から企業のAI活用を支援しています。

法人向け生成AI研修の累計受講者数1万人以上※1、約1,000社※2のRPA導入支援で培った
知見をもとに、業務課題の整理や活用テーマの選定から、PoC、AIエージェントの導入・開発、
研修、運用・定着まで、お客様の課題に応じて支援します。

※1:法人向け生成AI研修における2023年度からの累計実績
※2:2025年9月実績

 

【よくあるご質問】

Q. AIエージェントの導入支援を依頼する場合、費用はどのくらいかかりますか?


A. 導入支援の費用は、対象業務の範囲や複雑さ、利用するツール、既存システムとの連携有無、PoCの規模、運用開始後のサポート範囲によって異なります。具体的な金額は、各支援会社に問い合わせよりご確認をお願いいたします。

Q. 生成AIやRPAと、AIエージェントの違いは何ですか?


A. 生成AIは、文章や画像などのコンテンツを生成する技術で、文章作成、要約、情報整理などに活用されています。RPAは、あらかじめ決められた手順に沿って、入力や転記などの定型作業を自動化する仕組みです。

一方、AIエージェントは、設定された目的に応じて必要な情報を参照し、複数の処理やツールを組み合わせてタスクを実行する仕組みです。ただし、すべてをAIエージェントに任せるのではなく、AI、RPA、人の役割を整理して設計することが重要です。

Q. 導入期間はどのくらいですか?


A. 導入期間は、対象業務の範囲、既存システムとの連携有無、データ整備の状況、PoCの規模などによって異なります。
限定した業務でのPoCと、複数部門を対象とした本番導入では必要な期間も変わるため、対象範囲と支援内容を整理したうえで、各支援会社に確認するとよいでしょう。

 

本コラム内容について
各コラムの内容は、執筆時点での情報を元にしています。
製品バージョンアップなどにより、最新ではない場合がありますので、最新の情報は、各社の公式Webサイトなどを参考にすることをおすすめいたします。

各コラムの内容は、利用することによって生じたあらゆる不利益または損害に対して、
弊社では一切責任を負いかねます。
一つの参考としていただき、利用いただく際は、各社のルール・状況等に則りご活用いただけますと
幸いです。

 

※「つなぎAI」は、日本国内における日本電子計算株式会社の登録商標です。
※「Dify」は、米国LangGenius社の登録商標です。
※「exaBase」は、株式会社エクサウィザーズの登録商標です。
※「Microsoft」「Excel」「Visual Basic」は、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。
※その他、本文中に記載されている会社名、製品名およびサービス名は、各社の商号、商標または登録商標です。

 

Related Articles

RPA導入支援サービス会社16選|開発代行など主な支援サービスや選定ポイントを解説

更新日 2026.06.18 RPAは業務を自動化し、企業の生産性向上に大きく貢献するツールですが、導入にはRPAツールの選定から開発・運用まで、さまざまなステップが必要です。 ...

RPA内製化支援サービス5選!企業規模・業界別に最適な選び方を解説

2025.11.28- RPAを導入して業務効率化を目指すものの、「どのツールを選べばいいのかわからない」「開発できる人材がいない」「運用ルールをどう作ればいいか」といった課題を持っている企業は多い

AIによる業務効率化を企業で成功させるには?事例・メリット・導入ステップを完全解説

2026.03.26- 労働人口の減少が深刻な社会問題となる中、多くの企業で「全社的なDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進」が急務となっています。...