WinActorのサブルーチンは、
複数のノード・ライブラリをまとめて、1つの処理として利用するための機能です。サブルーチン化
すれば、同じ処理を何度も表す必要がなくなり、シナリオの作成や管理が容易になります。
本記事では使い方と関連する機能について説明します。
サブルーチンとは、シナリオ内で繰り返し使用される処理をまとめた手続きのことです。サブルーチンは、主に以下のような特徴があります:
サブルーチンの作成は、WinActorのシナリオ編集画面で行い、必要に応じて引数を渡して再定義することができます。これによって、より柔軟な自動化が可能となります。
適切にサブルーチンを活用することで、以下の3つのメリットがあります。
シナリオ全体を見直して、サブルーチン化したい処理の部分をチェックしていきます。
サブルーチン化すると効果的な部分は、以下の3つのパターンが挙げられます。
ちなみに、上記3つのパターンに当てはまっても、必ずサブルーチン化しなければならないわけでは
ありません。別の担当者がメンテナンスすることも考慮して、適切にサブルーチン化してください。
ノード[サブルーチングループ]を下図のフロー内の位置に配置して、ノード内にサブルーチン化したい処理を配置します。
ノード[サブルーチングループ]で処理したい部分に、ノード[サブルーチン呼び出し]を配置します。プロパティを開いて、呼び出したいサブルーチングループ名を設定します。
WinActorの操作性とシナリオ管理の効率性を高めるためのサブルーチン機能に関する詳細を解説します。サブルーチン呼び出しからサブルーチン終了までの工程、使い方、設定方法など一連の手順と情報についてまとめました。
プロパティにて、実行したいサブルーチングループを設定することが出来ます。
ノード[サブルーチン呼び出し]のプロパティに設定されている、サブルーチングループの場所に
画面移動できる機能。以下の手順で実行する。
① ノード上で右クリック。
② コンテキストメニュー中の「サブルーチンジャンプ」を選択。
③ ジャンプ先の場所がアクティブな状態になり、画面もサブルーチンの配置位置へ移動。
ノード[サブルーチングループ]は、複数のノードをひとまとめにしたものです。
繰り返し実行される処理をひとまとめにすることで、シナリオの可読性や保守性が向上します。
サブルーチングループ上のみで使用できる変数です。
ローカル変数に設定された値は、サブルーチン開始時には保存され、サブルーチン終了時に
書き戻されます。
ローカル変数のうち、サブルーチン呼び出し側で引数に設定している場合は引数として扱われ、
サブルーチン開始時に値が保存された後、引数に指定された変数の値または値が設定されます。
シナリオ内のすべてのサブルーチングループの名前が表示されます。フローチャートが複雑になり表示に収まらない場合に利用すれば、目的のサブルーチングループを見つけることが可能です。
サブルーチングループの処理を実行途中で終了したい場合に、ノード[サブルーチングループ]内の適切な場所に配置して使います。実行されると、以降のノードの実行を行わずに呼び出し元の[サブルーチン呼び出し]に戻ってから、次のノードに進みます。
プロパティには、サブルーチン呼び出し側に戻す「返り値」を設定できます。返り値には、変数名または値が指定できます。
ノード[サブルーチン終了]をノード[サブルーチングループ]の外に配置した状態で、サブルーチン終了が実行された場合、アクション例外が発生します。
いかがでしたでしょうか?
この記事では、以下のことが学べたかと思います。
上記情報を参考に、楽しいWinActor開発に着手いただければと思います!
効率的・効果的に開発を進めたい方や、RPAの活用・運用でお困りごとがある方は
こちらをご活用ください。
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