RPA(WinActor)導入事例

WinActor導入事例/現場の主体性を育むRPA活用の進め方(株式会社デンソーテン)

作成者: ヒューマンリソシア株式会社|2022/12/02 5:59:15 Z

──「やってみよう」を支える展開・活用の工夫

 株式会社デンソーテン 様

兵庫県神戸市に本社を置く、設立50周年を迎えるデンソーグループのカーエレクトロニクスメーカーです。前身の川西機械製作所から数えると100年を超える歴史を有します。
現在はVISION2030を掲げ、クルマの価値向上、生活の価値向上を目指し、e-Mobilityやコネクティッドといった新しい領域にも挑戦されています。


“人だからこそできる仕事へ Work shift”


――WinActor導入のきっかけを教えていただけますか?

林氏 VISION2030の達成と働き方改革の実現のため、
「人だからこそできる仕事へ Work Shift」する必要があったからです。これは、弊社のDX効率化・デジタイゼーション領域のスローガンです。

新事業への挑戦などの働きがい向上やワークライフバランスの充実を両立させるためには、創造的で価値の高い時間を確保することが必須となります。それを実現する手段の一つとしてRPAによる既存業務の自動化推進を検討し、RPAの基準ツールとしてWinActorを採用しました。

2018年から2019年頃は導入期として、事務系の企画部門の先行導入や、全社に対してWinActorを周知する活動をしていました。

DX効率化推進室
林 泰平氏

その後、2020年から2021年頃は展開期として、共有ライセンスの導入や、全社員への教育を実施しました。全社員誰しもがRPAについて基礎知識を有し、RPAを使える環境下にあることを目指したのがこの時期です。
現在はいわば成熟期で、社内DXイベントによってRPAやDXのモチベーションを喚起するとともに、RPA管理を強化することによって野良ロボットやRPAに関するリスクを抑える取り組みをしています。

 

現場が主体的に「やってみよう」と思える環境づくり


――WinActorの展開で工夫した点を教えていただけますか?

林氏 弊社は現場が主体的にWinActorを活用していくというスタンスですが、現場が主体的にやってみようと思ってもらえるようにイベントや教育、サポートを行ってきたというのが工夫点です。