RPA|RPAならヒューマンリソシア

WinActorシナリオの自動実行を実現!タスクスケジューラを使った方法を解説|RPA

作成者: ヒューマンリソシア編集チーム|Apr 17, 2024 4:12:35 AM
 
 
WinActorの自動実行が実現できると、設定した時間に処理を繰り返し実行してくれます。
そのための設定には、WinActorの起動ショートカットとWindowsに標準搭載されているタスクスケジューラを使用します。
この記事では設定方法・手順について解説します。
 

 

 


目次

 

 

タスクスケジューラとは

 

タスクスケジューラとは、Windowsに標準搭載されているタスク管理ソフトです。
指定した時間に自動で特定の操作を実行させることができます。
WinActorで自動実行するためには、以下のものが必要です。

  • WinActorのライセンス(フル機能版か実行版)
  • 自動実行したいWinActorのシナリオ
  • タスクスケジューラ(ソフトが無い場合もあるので念のため確認)

 

 

 

WinActorシナリオを自動実行するための設定手順

WinActorシナリオを自動実行するためには、以下の手順を行います。
  • WinActorの起動ショートカット作成
  • タスクスケジューラへの登録

先にシナリオを実行するためのWinActorの起動ショートカットを作成し、
続いて、タスクスケジューラへ作成したWinActorの起動ショートカットを登録、
タスクスケジューラを手動で実行し、実行されたことが確認出来たら設定完了です。

 

シナリオ実行するためのWinActorの起動ショートカット作成


シナリオの起動ショートカットを作成するには、以下の手順を行います。

  1. WinActorをダブルクリックして起動する。

  2. 画面上部のメニューバーにある[ツール]を押下して、[起動ショートカット
    作成]のメニューを押下する。

  3. 画面[WinActor起動ショートカット作成]が表示されるので、それぞれの項目について入力する。

    シナリオファイル
    ……ショートカットを作成したいシナリオの絶対パスを入力。
    実行……項目[起動後に実行]と[実行終了後に終了]にチェックを入れる。

    ※「実行終了後に終了」にチェックを入れる場合、シナリオ内に、ライブラリ WinActorの終了がない事を確認し、終了指示が競合しないよう注意。

  4. 画面下にある[作成]ボタンを押下すると、作成先の指定ダイアログが表示されるので、作成したい場所を指定してショートカットの名称と拡張子を設定する。

  5. 問題なければ[保存]ボタンを押下して実行する。
    ※VBSファイルを作成するとこの後のタスクスケジューラの設定が楽なので、
        拡張子を.vbsに変更して保存してください。

  6. 確認ダイアログ「保存が完了しました」が表示されるので、指定した場所にVBSファイルが作成されているかを確認して完了。

 

タスクスケジューラへの登録方法|タスクスケジューラの起動

~WinActor起動ショートカットからの実行を確認

 

タスクスケジューラにWinActor起動ショートカットを登録するには、以下の手順を行います。

  1. 画面右側にあるWindowsの[スタート]ボタンを押下して、タスクスケジューラを起動する。

  2. タスクスケジューラ画面右側の[タスクの作成]を押下する。

  3. 表示されたウィンドウの[全般]タブ内の[名前]の項目にタスクの名前を付けて、
    適切なセキュリティ オプション  ユーザーがログオンしているときのみ実行する を選択する。



  4. [トリガー]タブの[新規]ボタンを押下して、適切な[タスクの開始]と[設定]の内容を選択・設定する。設定に問題が無ければ[OK]ボタンを押下する。



  5. [操作]タブの[新規]ボタンを押下して、適切な[タスクの開始]と[設定]の内容を選択・設定する。設定に問題が無ければ[OK]ボタンを押下する。
    プログラム/スクリプト……vbsファイルの保管場所のフルパスを設定する。
    引数の追加(オプション)……なし
    開始(オプション)……なし



  6. [条件]タブを押下して、適切な内容を選択・設定する。



  7. [設定]タブを押下して、適切な内容を選択・設定する。



  8. 全ての設定が完了したら、画面下の[OK]ボタンを押下する。

  9. 念のため、登録したタスクスケジューラを右クリックして手動実行してみる。
    WinActorの起動ショートカットから実行されれば設定完了。

 

 
 
 
 
 

 

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回の記事では、以下のことが学べたかと思います。

  • タスクスケジューラを設定してWinActorの起動ショートカットを実行することで可能になる。
  • タスクスケジューラの設定方法。
  • 端末によってはタスクスケジューラがない場合もあるので、念のため確認しておく。

また、タスクスケジューラがある場合でも、タスクスケジューラからシナリオを実行するには、次の3つの条件が必要です。
あわせて、確認しておきましょう。

  1. WinActorを利用できるユーザーがログインしている
  2. WinActorがタスクスケジューラを起動した時点で終了している
  3. 画面がロックされていない

上記情報を参考に、楽しいWinActor開発に着手いただければと思います!


タスクスケジューラを使ったWinActor(RPA)シナリオの自動実行(スケジュール実行)の他にも、シナリオ作成に関するお悩みをお持ちの方へ


本記事で解説した内容に加えて、例えば、WinActorのシナリオ作成のヒントが欲しい…相談相手がほしい…などのお悩みをお持ちの方は、ヒューマンリソシアにぜひご相談ください。
経験豊富な担当者が、寄り添ったサポートを行います。

 

 

 
 
 
 
 


本コラム内容について

各コラムの内容は、執筆時点での情報を元にしています。
製品バージョンアップなどにより、最新ではない場合がありますので、最新の情報は、製品の公式文献などを参考にすることをおすすめいたします。

各コラムの内容は、利用することによって生じたあらゆる不利益または損害に対して、
弊社では一切責任を負いかねます。
一つの参考としていただき、利用いただく際は、各社のルール・状況等に則りご活用いただけますと
幸いです。

※WinActor®は、NTTアドバンステクノロジ株式会社の登録商標です。