──医療業界ならではの業務選定、集中できる環境づくりとは
宗教法人在日本南プレスビテリアンミッション
淀川キリスト教病院 様
大阪府大阪市東淀川区に581床を有し、急性期医療を担う地域医療支援病院です。1955年当時、医療に恵まれていない地域のひとつであった場所に診療所として開所して以来、地域医療の中心を担っています。施設認定はDPC特定病院群、地域医療支援病院、地域周産期母子医療センターなどで、年間の入院患者数は約15,000名、職員数は常勤で約1,300名、うち事務部門は192名です。 |
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――RPA導入のきっかけを教えてください。
古家氏 どの業界でも言えることかもしれませんが、コロナ禍の影響で人員不足となる時期がありました。職員のコロナ陽性者の発生による欠勤や濃厚接触者による自宅待機、また、発熱外来受診患者が増加したことによる、現場応援、さらに病院ではコロナに係る業務が現場のみならず事務部門でも非常に増加しました。これらのことから、人員不足となり業務効率化を推進する必要性がありました。 |
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そのような時にヒューマンリソシアさんからWinActorをご紹介いただき、以前からRPAに興味はあったので60日間の無料トライアルから試験的に開始することになりました。ヒューマンリソシアさんの技術サポートを利用してシナリオの作成、担当者の人選や運用環境の整備、運用体制の構築、その後効果検証を行い、効果ありと判定し本導入に至りました。
――WinActorで自動化をした業務について教えてください。
古家氏 最初に自動化の取り組みをしたのは、導入のきっかけとなったコロナに係る業務です。
コロナ受け入れ医療機関の診療報酬請求部門の方ですとお分かりになると思いますが、単調ではあるけど大量にある業務なのでRPAには適していると考えました。とは言っても最初は全く分からない状態でしたので、トライアル中にヒューマンリソシアさんの技術サポートを利用させていただき、合計5つのシナリオを作成してもらいました。簡単にではありますが、いくつかご紹介させていただきます。