──ワーキンググループによるシナリオ作成者の育成方法
八千代エンジニヤリング株式会社 様
建設コンサルタントとして、創業約60年の経験と実績があり、技術提供できる事業分野(※)は21部門中、19部門にわたります。多岐多様な部門・分野の問題や課題を解決できる技術、技術者を有しています。人々が快適に暮らせるように、様々なフィールドにおいて、安全・安心に向けた調査・計画・設計・施工管理等を手掛けています。近年、社会インフラ整備に対するニーズが多様化・複雑化している中、既存技術に加えICTやAIといった新たな技術革新を推進し、将来にわたって経済活動を支える世界を実現していきます。 |
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導入検討のきっかけとなった「働き方改革」
――RPAに取り組んだきっかけや、導入の背景を教えてください。
荒川氏 当社の事務担当者は、限られた人員で入札・契約関連の対応を行っており、発注件数が多い時期や、年度末を中心に残業時間が増大する傾向にありました。当社においても、働き方改革の一環ということで、残業時間の削減を検討していました。その中で「単純作業や、定型作業をRPA化してロボットに実行させることはできないか?」という目線から導入検討を行いました。
――WinActorを導入したご理由などあれば教えてください。
佐々木氏 プログラミングの知識がなくても、フローを作る感覚で画面を操作し、シナリオを作れることや、操作した内容を録画もできるので、簡単そうだなと感じました。あとは日本のメーカーなので、操作画面が日本語であること、マニュアルも充実しているということもあって、WinActorの導入を決めました。
実務者へ事前アンケート実施
――WinActor導入の進め方や、社内の導入の流れを教えてください。
荒川氏 WinActorを導入するにあたって、実務者へ日頃の単純作業や、定型作業をヒアリングし、リストアップしました。その上で、管理者側でどういった業務をRPA化できるかを検討し、導入にあたって1番良さそうな業務を1つ選び、実際にシナリオを作成して運用試験をしました。運用試験後、どのくらい作業時間が減ったのかなどを実務者にヒアリングをしたところ、一定の作業時間削減が出来ていて、RPAで行っても作業の正確性が変わらないということで本運用に至りました。