──カギとなったのは部門主導での推進を後押しするサポート体制だった
ミサワホーム株式会社様
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※2021年6月に取材した内容に基づき、記事を作成しています。肩書き・役職等は取材時のものとなります。
目指したのは 「いつでも・どこでも・いつまでも、いきいきと働ける環境づくり」
――早速ですが、RPAを活用している理由についてお聞かせください。
大谷氏 ミサワホームでは、2017年働き方改革に本格着手することとなり、従業員満足度の向上と生産性向上の柱が立てられました。生産性向上の施策のひとつに、『業務プロセスの改善』があり、その一部をRPAで実現できるのではと考え、いつでもどこでもいつまでもいきいきと働ける環境づくりのため、RPAの活用を始めました。 |
ITソリューション部 ソリューション課 |
RPA事業計画の見直し、そして、業務部門主導型へ
――以前よりRPAのツールとしてWinActorを活用されていたとのことですが、貴社のWinActorの活用方法を教えてください。
大谷氏 私自身は2020年4月よりRPAを担当しておりますが、部内でRPA事業計画から見直して欲しいとのオーダーを受けていました。そこでまずはWinActorの特性を理解することから始め、その上で現状の課題を洗い出し、見直しを実施しました。結果として、部内では人員も費用も不足しておりRPAを維持していくのがすでに難しい状態でした。またRPAを依頼してきた部門からは開発に時間がかかり過ぎではとの話しがあったり、手順やルールも一部確立されていないことがわかりました。 そこで、それまで我々の部門が一括して開発する体制から、利用部門が自分で開発する体制、いわゆる業務部門主導型へ体制を変更しました。
この業務部門主導型では、各部門の理解、さらに各部門の中に開発者を育成していく必要があるため、幾つかの外部パートナーと組むこととし、各部門をサポートする体制を構築しました。
そしてこの体制を現在推進し、各部門やグループ会社の生産性向上に寄与できるようWinActorを活用してきております。