RPA(WinActor)導入事例

WinActor導入事例/自動車部品メーカーのRPA活用術を一挙公開!(株式会社ダイナックス)

作成者: ヒューマンリソシア株式会社|2022/07/05 5:37:32 Z

──カイゼンの三原則を前提に、業界変革期を乗り越えるRPA推進の取り組み

  

株式会社ダイナックス様

 

1973年創立の北海道千歳市に本社をおく自動車部品製造企業です。売上規模は497億円、従業員数は1,266名(20213月末)。乗用車のトランスミッション(変速機)の中に組み込まれている摩擦機能部品の製造・販売を主な事業内容とされています。

 

 

間接部門の生産性向上を目的として導入


――RPAに取り組んだきっかけや導入の背景を教えてください。

澁谷 2016年頃、自動車業界では電気自動車やコネクテッドカー、自動運転のようなワードが盛んに飛び交っており、100年に1度の大変革期と言われていました。
また、IT技術は日々すさまじいスピードで進化しており、このままでは国際競争から淘汰されてしまうのではないかという強い危機感が社内にありました。
こういった背景から2017年にIoT推進チームが発足し、工場だけでなく間接部門でも生産性を上げるための革新的な技術を導入できないかと模索していた中、偶然RPAの存在を知り、ツールの選定とトライをすぐに実施しました。2017年10月に社内へ導入し、少しずつ効果を積み重ねていき、2019年度下期からは全社展開に踏み切りました。
2021年度下期時点では、年間20,000時間という効果時間の目標を達成し、2022年3月末時点では年間20,126時間の業務を人に代わってWinActorが行っています。
効果時間ももちろんですが、「仕事の正確さ」も大きな成果と思っており、ヒューマンエラーがなくなり、仕事の手戻りも無くなってきています。

 

――WinActorを導入したご理由などあれば教えてください。

澁谷 WinActorともう一つのツールを比較した結果、価格が安くスモールスタートできる点、プログラミング経験ゼロでも操作ができた点、また、マニュアルや画面のUI(ユーザーインターフェース)がすべて日本語だった点が決め手となり、WinActorを導入しました。   

同僚から、初めてWinActorの操作を教えてもらった時のことは今でも鮮明に覚えています。ブロックを積み上げるように楽しくシナリオを作ることができ、まさにパズルを組み立てるようで、思い通りにシナリオが動いた時はとても達成感・満足感があり、これなら私でもできるなと強く感じました。